ミスチル

【レビュー】ミスチル最新アルバム『重力と呼吸』をオタクが徹底解説してみた

こんにちは、よしぼうです。

ついにきましたよ、、、!

Mr.Children最新アルバム『重力と呼吸』、ドドン!!

ミスチルはアルバムのジャケットが毎回凝ってて楽しみだったんですが、今回のアルバムはモダンアート的な感じ。

花びらのようにも見えるし、鳥の羽のようにも見えます。おしゃれイズおしゃれ。

さて、今回のセットリストは以下の通り。

01.Your Song

02.海にて、心は裸になりがたる

03.SINGLES

04.here comes my love

05.箱庭

06.addiction

07.day by day(愛犬クルの物語)

08.秋がくれた切符

09.himawari

10.皮膚呼吸

今回の記事は、ミスチルの曲をある程度聞いたことがあり、「アルバム買おうかな~どうしようかな」と迷っている方に向けた記事です。

また、各曲ごとにファン歴10年弱のぼくがこれまでのミスチルのアルバムとの違いなど、徹底的に解説していきます。

なので読み物としても面白いと思うので、ぜひご覧ください。

『重力と呼吸』、全曲レビューしてみる

01.Your Song

Your Songはすでにyoutubeにミュージックビデオが投稿されています。

曲のタイトルからもわかるように、徹底的に「君」にスポットライトを当てている曲です。

少し前にリリースされたBank Bandの『Messege』とバンドサウンドが非常に似ていて、扱っているテーマは「愛・愛情・想い」という感じですね。

”日差しの花吹雪が舞うような 

きらめく夏の日差しのようなときは過ぎ 

華やいでた思い出も

少しだけ落ち着きを取り戻した”

この歌いだしから、ぼくは「少し冷えが気になってきた秋の夜明け」を連想しました。

桜井さんのシャウトがまるで空気の澄み切った秋の山に響きわたるオオカミの遠吠えのようで、アルバムの始まりとして最高の曲ですね!

02.海にて、心は裸になりがたる

正直な感想として、「ミスチルらしくない曲やなー」って思いました。いい意味で。

恐らく世間一般のミスチルのイメージとは少しズレた曲だと思いますね。

上手く言葉にするのが難しいですが、最近の新人ロックバンドのような勢いと軽やかさがあります。

あと、個人的には1番のサビの歌詞がSNSでのコミュニケーションに警笛を鳴らしているような気がしました。

“全部把握したつもりでいても 

実は何も分かっていやしないよ 

今心は裸になりたがっているよ 


消極的なあなたにも 

上から目線のあなたにも 

ほら世界は確かに繋がっているよ”

自分と違う考えを持つ他人に対して「それは間違っている!」という気持ちと「でも、その意見も正しいよね」という気持ち。それがない交ぜになっている気持ち。

「心を裸にして他人とコミュニケーションを取りたいけど、それが難しいんだよね」という現代人の心を「海にて、心は裸になりたがる」というタイトルで表現しているのではないでしょうか。

それにしてもこの曲、仮タイトルをそのまま使ってるみたいなタイトルですね。(笑)

03.SINGLES

少し前までテレ朝で放送していた「ハゲタカ」というドラマの主題歌ですね。

SINGLES(独り身)、というタイトルと歌詞から想定するに失恋ソングなのかなーと思います。

ただ! 注目すべきなのはSINGLEに「S」がついていること。複数形になっています。

恐らくですが「僕」と「君」がお互いに1人である、ということを表現したかったのではないかと思いますね。完全に想定ですが。

”悲しいのは今だけ 

何度もそう言い聞かせ 

いつもと同じ感じの 

日常を過ごしている”

ミスチルの曲に「東京」という曲があるんですが、あの曲が少し暗くなったような感じの曲です。めっちゃクセになりますね。

04.here comes my love

こちらもドラマの主題歌。「隣の家族は青く見える」という深田恭子さんが主演のドラマで、ぼくも全話見るぐらいハマりました。(笑)

ぼくが今回のアルバムで一番気に入っているのがこの曲です。静かなグランドピアノの音色から曲が始まり、サビ前で一気に盛り上がります。

この曲は歌詞が抽象的すぎるので、聴く人やその時の状況によってまったく顔色が違ってくる不思議な曲ですね。

ぼくはドラマの印象が強くて、「母親の体内で発育できなかった子ども目線の曲」かと思ったんですが男女の恋愛にも当てはまりそうです。

ありがたい事にYoutubeにミュージックビデオがあるので(しかもフル!)、ぜひご覧ください。

そしてぜひ、この曲に対するあなたの考えを教えてください。コメントお待ちしています!

05.箱庭

『箱庭』も歌詞を見ると失恋ソングの部類に入ると思いますが、メロディーが軽快でポップなのであんまり悲しさを感じませんw

主人公は「ある程度失恋から立ち直って、また歩きだしている」感じなんですかね。

ミスチルの曲では珍しい3分程度の短い曲で、終始あっけらかんとしています。

箱庭、というタイトルは「2人だけの小さな世界」を表現しているのだと思います。

06.addiction

addictionとは、「依存症・中毒」といったような意味があります。

となると、「何に依存してるの?」と話になってきますが歌詞を見ても特に明記されてないんですよね。

ただ今のミスチルの境遇から考えると、やはり「音楽に依存している自分たち」を表現しているのだとぼくは思います。

“上級者は誰にも感づかれぬように 

上手い事やってるらしい 

あちら側の自分とここで生きる自分を

冷静にコントロールして”

という歌詞があるんですが、これはアーティストとしての桜井さんと日常生活をおくる一般人としての桜井さんの事をいってるのではないでしょうか。

ミスチルだけじゃなく、すべての表現者に当てはまる歌詞ですよね。

メロディーはちょっとダークで、ALIVEとフェイクを足して2で割ったような曲です。分かりづらい??(笑)

07.day by day(愛犬クルの物語)

これもミスチルっぽくない曲、そしてタイトルです。(笑)

ミスチルの曲って、大体普遍的なテーマが多いんですががっつり「愛犬クル」という固有名詞を使っちゃってますw

試しに「愛犬クル」というタイトルがついた映画・ドラマを調べてみたんですがそれらしくものはありませんでした。

愛犬クルという犬を飼っている夫婦を第三者の目線から歌っている曲で、ご主人と暮らしていたときのクルの一生を描いています。

幸せと悲しみが織り交ぜになった、秋にピッタリの曲です。

08.秋がくれた切符

秋っぽい曲が続きます。『秋がくれた切符』は今までのミスチルの曲の延長線上にあるような曲ですね。

彼女(あるいは妻)との付き合いが長く、少しマンネリを感じている男性が主人公です。

パートナーとの何気ない瞬間に幸せを実感する主人公が、秋っぽくて切ない。

2012年に発売された[(an imitation) blood orange]というアルバムの曲と雰囲気が非常に似ている曲です。個人的には一番中毒性がありそうな曲。

09.himawari

いわずもがなの名曲です。大ヒット映画「君の膵臓を食べたい」の主題歌でも有名になりましたね。(公開当日に見に行きましたw)

「ひまわり」って一般的にあっけらかんとして明るいイメージなのに、この曲で扱われているテーマは結構ダーク、というか“重い”です。

この曲は解説を聞く前にぜひ一度聞いて欲しいです!(聴いたことがない方は特に)

曲の完成度も高いですが、ミュージックビデオも秀逸なので、、、!

10.皮膚呼吸

今回のアルバムでラストを飾る曲です。

実は少し前にドコモのCMでデモ音源の一部が流れていたんですが、この度『皮膚呼吸』というタイトルだったことが判明しました!

23秒~から流れる曲です。

この曲は「挑戦を辞めない人たちへ向けたメッセージ」がふんだんに詰まっています。まるで終わりなき旅のような。

“意味もなく走ってた 

いつだって必死だったな 

昔の僕を恨めしく懐かしくも思う”

このセリフは30年近く音楽業界で活躍するミスチルだからこそ言える言葉ですよね。シビれます。

日々頑張っている方は、年末にビール飲みながら聴いたら絶対に泣くのでぜひ聴いてください、、、!

新しいミスチルの幕開け?

さて『重力と呼吸』、ざっくりとレビューしてみました。

いや~率直な感想としては「まだ進化するのか!!」という感じ。

前回のアルバム『REFRECTION』とはまた違ったミスチルを見ることができました。

音楽業界のモンスターとして歩みを止めないMr.Children、そのさらなる進化をぜひあなたの五感で感じてみてくださいね。