【バンコク新名所】Song Wat Road(ソンワットロード)完全ガイド|歴史・グルメ・カフェ・アートで味わう“古き良きバンコク”

はじめに:静かなブーム「Song Wat Road(ソンワットロード)」とは?
バンコクの観光地といえば、王宮、ワットポー、チャトゥチャック市場などが定番。
しかし近年、**“知る人ぞ知る新名所”として注目を集めているのが「Song Wat Road(ソンワットロード)」**です。
ここは、古き商業の街並みと新しいカフェ文化、ストリートアートが融合したエリア。
いわば「チャイナタウンの裏路地に眠る、アートとノスタルジーの宝庫」です。
観光客が押し寄せる場所ではなく、
静かにバンコクの“本当の顔”を味わえるストリートとして、感度の高い旅人たちから注目されています。
Song Wat Roadの歴史と街の魅力
Song Wat Roadは、19世紀末にラーマ5世によって整備された商業通り。
チャオプラヤー川沿いに位置し、当時は中国商人たちの交易拠点として栄えました。
このエリアには、100年以上の歴史を持つ建物や商家が立ち並び、
現在もその重厚なファサード(外観)が残されています。
ところが近年、この通りに若手クリエイターたちが注目。
古い倉庫をリノベーションしてカフェやギャラリーが次々とオープンし、
**「古いバンコク × 新しいカルチャー」**という独特の空気を生み出しています。
特に、壁面に描かれた**巨大なストリートアート(象の壁画)**は、
今やInstagramでも人気のフォトスポットです。

アクセス方法|Song Wat Roadへの行き方3選
MRT「ワット・マンコン駅」から徒歩10分
MRTブルーライン「Wat Mangkhon(ワット・マンコン)」駅から徒歩約10〜15分。
ヤワラート通り(チャイナタウン)を抜けて進むと、Song Wat Roadに到着します。
迷わず行きたいならGoogleマップで「Song Wat Road」と検索しておきましょう。
チャオプラヤー・エクスプレスボートで行く
川沿いの景色を楽しみたい人は、ボートで「Ratchawong Pier」へ。
そこから徒歩5〜7分ほどでSong Wat Roadにアクセスできます。
涼しい時間帯ならこのルートもおすすめ。
Grab/タクシーで直行
荷物が多いときやグループ旅行ならGrab(配車アプリ)を利用。
ただし、通りは狭く渋滞も多いため、「Song Wat Road バンコク」と入力して付近で下車するのがコツです。
Song Wat Roadおすすめ観光スポット10選
半日あれば十分に楽しめるSong Wat Road。
ここでは、現地で立ち寄りたい代表的なスポットを紹介します。
| № | スポット名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1 | ストリートアート(象の壁画) | 写真映え抜群。Song Watの象徴的存在 |
| 2 | Song Wat Coffee Roasters | 自家焙煎コーヒーと落ち着いた空間が人気 |
| 3 | Local Boys Coffee | 若者や観光客に人気のトレンドカフェ |
| 4 | Gu Long Bao(包子屋) | 創業100年以上の中華老舗。肉まん必食! |
| 5 | TAY Song Wat | リノベ系カフェ。スイーツもおすすめ |
| 6 | Talat Noi(タラートノイ) | 隣接するフォトジェニックなエリア |
| 7 | 川沿いビューポイント | チャオプラヤー川の絶景が楽しめる |
| 8 | 雑貨店「Road of Cinnamon」 | おしゃれなハンドメイド雑貨 |
| 9 | Lao Pun Tao Kong Shrine | 多文化が共存する祠。異国情緒たっぷり |
| 10 | チャイナタウン連携散策 | ヤワラート通りとセットで楽しむと◎ |
これらを順に回ると、約3〜4時間で“Song Wat Roadのすべて”を体験できます。
グルメとカフェで味わう“ソンワット時間”
Song Wat Roadの楽しみ方の真骨頂は「食とコーヒー」にあります。
ここでは現地で訪れたい店を厳選して紹介します。
カフェ編
- Song Wat Coffee Roasters
焙煎の香りが漂う人気店。1杯200バーツ前後で極上のラテを味わえます。
レトロ建築の雰囲気も抜群。 - Local Boys Coffee
若者に人気のフォトジェニックカフェ。
スイーツやオリジナルブレンドが好評。 - TAY Song Wat
倉庫をリノベしたモダンカフェ。
アイスラテ×スコーンが定番の組み合わせです。

グルメ編
- Gu Long Bao(古龍包)
地元で長年愛される包子(肉まん)店。
蒸したての香りが通り中に漂い、1個20バーツ前後の手軽さ。 - 屋台グルメ
ガチョウの煮込み、タイ風チャーハン、炒め麺など、屋台フードも豊富。
小腹が空いたらチャレンジを!

💡予算目安:
・カフェ…200〜300バーツ/人
・ランチ…100〜250バーツ前後
・雑貨&ギフト…300〜800バーツ
フォトスポット&撮影のコツ
Song Wat Roadは「歩くだけで絵になる」通りです。
特に以下のスポットはカメラを持つ旅人必見。
- 象のストリートアート(メイン壁画)
- 旧商家のアーチと扉
- カフェのレトロな外観
- 川沿いのサンセットビュー
📸 撮影のベストタイム
午前10時〜正午:建物に柔らかい光が差し込み、影もきれい。
午後は暑く人も増えるため、写真目的なら午前中が理想です。

半日で巡るおすすめモデルコース
| 時間 | スケジュール |
|---|---|
| 09:30 | MRTワット・マンコン駅到着、徒歩でSong Watへ |
| 10:00 | ストリートアートを散策&撮影 |
| 10:45 | Song Wat Coffee Roastersで休憩 |
| 11:30 | Gu Long Baoでランチ |
| 12:15 | 雑貨ショップやカフェをぶらり散策 |
| 13:00 | タラートノイまたはチャイナタウンへ移動 |
この流れなら、約3〜4時間でSong Wat Roadの魅力をすべて体験できます。
午後から別の観光地へ移動するスケジュールにもぴったりです。
観光のコツ・注意点まとめ
- 通りは狭いので歩きやすい靴で。
- 午後は非常に暑くなるため、帽子や飲み物を持参。
- 夕方以降は照明が少ないため、夜の一人歩きは避ける。
- カード非対応の店も多いので**少額の現金(1000バーツ程度)**を用意。
- 写真撮影時は現地の人の生活圏であることを尊重する。
まとめ:Song Wat Roadは“静かに心を満たす”新しいバンコク体験
もしあなたが「バンコク=喧騒の街」というイメージを持っているなら、
Song Wat Roadはその概念を心地よく覆す場所です。
古い建物が並び、穏やかな時間が流れ、
どこか懐かしいのに新しい——。
それが、ソンワットロードだけが持つ特別な空気です。
観光に疲れた日や、カフェでのんびり過ごしたい日に、
ぜひ一度この通りを歩いてみてください。
きっとあなたも、「また来たい」と思うはずです。

