【完全ガイド】バンコク「ワット・パクナム」観光:天井画・黄金仏・アクセス・撮影スポットまで徹底解説!

バンコク旅行で見逃せない「ワット・パクナム」とは?
バンコクには数え切れないほどの寺院がありますが、その中でも近年SNSで圧倒的な人気を集めているのが「ワット・パクナム(Wat Paknam Phasi Charoen)」です。
幻想的なエメラルドグリーンの仏塔と、宇宙を思わせる美しい天井画は、まるで異世界のよう。
「映える寺院」として知られる一方で、実は瞑想の聖地としても由緒ある寺院であり、歴史的価値も高いのが特徴です。
本記事では、アクセス・拝観時間・見どころ・撮影ポイント・マナーまで、旅行前に知っておきたい情報をすべてまとめました。
ワット・パクナムの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | ワット・パクナム・パーシーチャルーン(Wat Paknam Phasi Charoen) |
| 所在地 | タイ・バンコク トンブリー地区 |
| 拝観時間 | 8:00〜18:00(※宗教行事により変動あり) |
| 拝観料 | 無料(寄付制) |
| 所要時間 | 約1〜1.5時間 |
| 最寄駅 | MRTブルーライン「Bang Phai(バンパイ)駅」から徒歩約10分 |
バンコク中心部から少し離れたエリアにあるため、観光客が多く訪れる「ワット・ポー」「ワット・アルン」ほどの混雑はありません。
静かにゆっくり拝観できる点も魅力です。



行き方・アクセス方法
一番おすすめ:MRT+徒歩ルート
最も一般的でわかりやすいのは、MRT(地下鉄)ブルーライン「Bang Phai駅」下車 → 徒歩約10分のルートです。
駅からは寺院方向の案内板があり、道も整備されています。
✅ 所要時間の目安
バンコク中心部(スクンビット駅)から約30〜40分で到着可能。
タクシー・Grabを利用する場合
ホテルから直接タクシーで向かうのもおすすめ。
Grabアプリで「Wat Paknam Phasi Charoen」と入力すれば問題なく到着します。
料金は中心部から片道200〜300バーツ前後。
冷房付きで快適に移動でき、暑季や雨季にはこちらが快適です。
運河ボート・ツアー経由も人気
最近では、チャオプラヤ川や運河クルーズとセットになったツアーも人気。
水上からの景観を楽しみながら、ワット・パクナムを訪れる体験型プランです。
写真映えを狙う人にもおすすめです。
見どころ①:エメラルドのような「ガラス仏舎利塔」
ワット・パクナムのシンボルが、五重構造の仏塔内にそびえるガラス製の仏舎利塔です。
緑のガラスが光を反射し、エメラルドのような輝きを放つ姿は息をのむほど。
最上階の中央に配置されたこの塔は、仏陀の遺骨(仏舎利)を納める神聖な場所。
周囲には、宇宙をモチーフにした壮大な天井画が描かれています。
青から緑、紫へとグラデーションする色彩は、まるでオーロラのようで、どの角度から撮っても美しいと評判です。
見どころ②:天井画に込められた仏教の宇宙観
ガラス塔の天井には、曼荼羅(まんだら)をモチーフにした仏教的宇宙の世界観が表現されています。
中心から放射状に広がる仏像と模様は、光の加減で刻一刻と表情を変え、見る者の心を静める不思議な魅力があります。
💡 撮影のコツ:
三脚は禁止ですが、スマホやカメラを両手で安定させ、床に近い位置から仰ぎ撮ると、天井画全体が収まります。
見どころ③:高さ69mの黄金仏像
2021年には、境内に高さ約69メートルの黄金仏像が完成。
遠くからでも存在感を放つその姿は圧巻で、寺院の新しいランドマークとして注目されています。
塔内部の神秘的な空間とは対照的に、屋外の黄金仏はタイ仏教の力強さを象徴しています。
晴天時には太陽の光を反射して金色に輝き、写真映えも抜群です。
写真映えスポット・撮影ポイント
SNSで人気のワット・パクナム。せっかく訪れるなら、撮影スポットを押さえておきましょう。
| 撮影ポイント | おすすめ時間帯 | コツ |
|---|---|---|
| 仏塔の天井画(最上階) | 午前10〜11時頃 | 床に座り、見上げるように撮影 |
| 黄金仏像(屋外) | 午後15〜16時 | 西日で光が柔らかくなる時間帯 |
| 本堂前の反射構図 | 午前中 | 水面に映る塔を狙う |
| 寺院外観全景 | 夕暮れ時 | 日没直前のマジックアワー |
拝観マナー・服装の注意点
ワット・パクナムは観光地であると同時に「信仰の場」です。
拝観時には以下の点に注意しましょう。
- ノースリーブ・短パンなど露出の多い服装は避ける
- 靴を脱いで入る場所があるため、脱ぎ履きしやすい靴がおすすめ
- 仏像に触れたり、塔の中央部へ立ち入ることは禁止
- 写真撮影OKだが、フラッシュ使用や他の参拝者の邪魔になる行為はNG
- 寺院内では静かに。会話は控えめにするのがマナーです。
✅ 補足:
タイでは「肩と膝を隠す服装」が基本マナー。
入口でレンタルスカーフを貸し出している場合もあります。
所要時間と回り方モデル
標準的な観光所要時間は 約1〜1.5時間。
以下の順序で回ると効率的です。
- MRTバンパイ駅 → 徒歩で寺院へ(10分)
- 黄金仏像を見学(10分)
- 本堂 → 仏塔内部へ移動(10分)
- 仏舎利塔・天井画を鑑賞(30分)
- 写真撮影・お土産購入(10〜15分)
この後に「ワット・アルン」「チャオプラヤ川クルーズ」などと組み合わせると、1日でバンコク寺院観光を満喫できます。
周辺スポットおすすめ
ワット・パクナム観光とセットで回れるスポットを紹介します。
- ワット・アルン(暁の寺):川沿いに建つ人気寺院。夕暮れ時が絶景。
- チャオプラヤ運河クルーズ:ワット・パクナム付近からも乗船可能。
- アイコンサイアム(商業施設):買い物や食事も楽しめる大型モール。
バンコクの西エリア(トンブリー地区)は、観光客が比較的少なく、地元の雰囲気を味わえる穴場でもあります。

混雑時間帯とベストシーズン
- 平日は比較的空いており、午前中〜昼過ぎが快適。
- 土日はツアー団体が増えるため、午前8〜10時が狙い目。
- ベストシーズンは乾季(11月〜2月)で、湿度が低く観光しやすい時期です。
ツアー or 個人どちらがいい?
初めてのタイ旅行なら、**現地オプショナルツアー(日本語ガイド付き)**を利用するのもおすすめ。
「ワット・アルン+ワット・パクナム+クルーズ」などを半日で回れるプランが多く、移動もスムーズです。
一方で、旅慣れた方ならMRT+徒歩での個人訪問が最もコスパ良好。
Googleマップ上でルートも明確に表示されるため、迷う心配はほとんどありません。
まとめ:静けさと神秘が共存する「癒しの寺院」
ワット・パクナムは、バンコクの喧騒を離れて心を落ち着ける時間を持てる場所です。
天井画の下で静かに瞑想してみると、都会の喧騒が遠のき、不思議なほどの安心感に包まれます。
観光・撮影・癒し――すべてを満たすワット・パクナム。
バンコク旅行の予定があるなら、ぜひ一度訪れてみてください。
最後にワットパクナム近所のパッタイ屋さんでの写真です。


