【要注意】タイでレンタルバイクを借りる前に知っておくべき10のポイント|初心者が失敗しないための完全ガイド


タイ旅行の自由度を高めるバイク、その裏に潜むリスクとは?

タイ旅行中、自由気ままに観光地を巡れる「レンタルバイク」はとても魅力的な移動手段です。都市部から離島まで、自分のペースで動けるのはバイクならではの醍醐味。

しかしその一方で、「知らなかった…」では済まされないルール違反や、事故・トラブルによる高額な罰金、保険の未適用など、現地ならではのリスクも潜んでいます。

この記事では、初めてタイでレンタルバイクを借りる人が絶対に押さえておくべき注意事項を10項目に整理。読んでから行けば、安心してバイク旅が楽しめます!


タイで合法的に運転するには?国際免許の落とし穴

タイでバイクを運転するには、「日本の二輪免許」と「国際運転免許証(IDP)」の両方が必要です。

注意したいのは、IDPに「モーターサイクル」の欄があるかどうか。これがないと現地では「無免許運転」と見なされます。

原付しか乗ったことがない人は要注意。125cc以上のバイクが主流なので、対応した免許が必要です。


検問&罰金は日常茶飯事!特に観光地は厳しい

バンコク・チェンマイ・プーケットなど、観光地では警察の検問が頻繁にあります。

「免許証の不備」や「ヘルメット未着用」で止められると、500〜1,000バーツの罰金が科されます。さらに、無免許が発覚すれば保険が無効になることも…。

観光気分で気が緩んだ時が一番危険。“持ち物チェック”は出発前の習慣にしておきましょう。


2025年から義務化!ヘルメットは同乗者も必須

2025年6月から法律が改正され、運転者だけでなく同乗者にもヘルメット着用が義務化されました。

ヘルメットがない、あるいは被っていないと、罰金は1人あたり最大2,000バーツ。現地で借りた安物ヘルメットではサイズが合わず意味を成さないこともあるので、可能なら日本から持参するのがベストです。


料金相場とパスポートの扱いに注意

地域ごとのバイクレンタル料金の相場は以下の通りです:

地域相場(1日)
チェンマイ200〜250B
バンコク約300B
プーケット350〜400B
離島400〜500B

また、レンタル時にはパスポート原本の預け入れを求められることがありますが、これは非常にリスクが高い行為。

可能であれば、顔写真付きコピー+現金保証で交渉するか、パスポートの返却時間を明確にする契約書を残しましょう。


借りる前のチェックリストは必ず実行

受け取ったバイクの傷、タイヤの状態、ブレーキ、ガソリンの量など、最低限のチェックは必須です。

特に:

  • 外装にキズがないか→写真撮影
  • タイヤの空気圧
  • ライトの点灯・ブレーキ動作
  • ガソリン満タンで受け取ったか

返却時に「ここに傷がある」と言われても、証拠がないと追加請求される可能性も…。


現地でよくあるトラブル「パンク」に備えよう

タイでは道端の異物や舗装不良でタイヤのパンクが起きやすいです。
チェンマイでは「1日で2回パンクした」という話も珍しくありません。

街中には修理店が多く、費用は150〜200B程度ですが、修理後の空気圧・タイヤのゆるみチェックも忘れずに。


離島やローカルエリアでのルールに要注意

サムイ島やタオ島など、離島では店舗によって対応がかなりルーズです。
口頭契約、鍵の返却が「どこでもいい」と言われることも。

その反面、事故や盗難時の自己責任リスクが跳ね上がるので、
「安いけど雑な店」よりも、やや高くても評判の良い店を選ぶことが肝心です。


初心者は都市部を避けて走行ルートを選ぶ

バンコクのような都市部は交通量も激しく、無理な割込み・逆走バイクも当たり前。
初心者はバンコク市内では乗らないほうが安全です。

チェンマイの旧市街地や、郊外の田舎道など、見通しが良く信号の少ないエリアが初ライダーにはおすすめ。


事故やトラブル時の対応方法

万が一事故に遭ったら、まずは落ち着いて:

  1. ケガがあれば救急車を呼ぶ(タイ語ができなくてもOK)
  2. 警察へ連絡
  3. 保険会社へ連絡(バイク店が指定している場合あり)

観光警察や大使館への相談窓口も調べておくと安心です。


まとめ:安心・安全なバイク旅には「事前準備」が最強の武器

タイでのレンタルバイクは自由度が高く、旅の可能性を大きく広げてくれます。
しかしその裏には、日本とはまったく異なるルールや習慣があることも事実。

今回紹介した10の注意点を守ることで、
トラブルを避け、安全で快適なバイク旅を満喫できるはずです。

最後にもう一度、あなたの運転が「合法」で「安全」かを出発前に再チェックしてみてくださいね!